Travelling with Dogs

犬と一緒に船旅はできる?

犬と一緒に海を渡りたい。調べてみると、外洋の大型クルーズ船で犬と過ごせる船はごくわずかでした。「預ける」「同じ部屋に泊まる」の2つの形に分けて、わかったことをまとめます。

クイーン・メリー2の甲板にある、犬のための屋外スペース
写真:CaptG32/CC BY 4.0/Wikimedia Commons(クイーン・メリー2のケンネルのそばの屋外スペース)

先に結論

2026年10月時点で調べた内容です。公式ページで確認できたものと、記事やブログの情報を分けて書いています。料金や条件は変わりやすいので、予約前に必ず公式で確認してください。

ほとんどのクルーズ船は「介助犬」だけ

ロイヤル・カリビアン、MSC、NCL、コスタなど、多くの大型クルーズ船は、特別な訓練を受けた介助犬だけを受け入れていると案内されています(例:NCL公式のService Animal & Pet Policy)。ペットとして犬を連れて乗ることはできません。

一部の記事に「NCLやプリンセスは犬猫可」とあるものがありますが、公式の案内と食い違うため、ここでは採用していません。

預けるタイプ:クイーン・メリー2(キュナード)

大型の外洋客船で犬を預かってくれる、ほぼ唯一の船です。ただし、客室で一緒に過ごすのではなく、船内のケンネル(犬舎)に預ける形です。

予約は、先に人間のクルーズを予約して手付金を払ったあと、キュナードにケンネルを申し込む順番です。空きは少なく、キャンセル待ちになることも多いと言われます。受付は出発の2年前から1週間前までとされています。

料金は情報源によって食い違っています。上段が約800米ドル、下段が約1,000米ドルとする記事と、2026年から約1,300/1,500米ドルに上がったとする記事があります。キュナード公式の案内は確認できていないので、必ず公式で確認してください。また、この船は2027年3月末から5月上旬にかけて改装のためドック入りの予定です(Wikipediaの記載)。

参考:Cruise Critic(QM2のケンネル)、Cruise Radio(QM2のペット規定)、ヒトデクルーズ(日本発着のペット対応)

同じ部屋に泊まれるタイプ:フェリー

犬と同じ部屋で過ごすなら、いまのところフェリーが現実的です。クルーズ船より小さな旅ですが、「船で犬と一晩過ごす」体験はできます。

日本国内:複数の航路に、犬と泊まれる「ウィズペット」の客室があります。

北欧:バルト海のフェリー(ヴァイキングラインやタリンクなど)に、ペットと同室の客室があると紹介されています(参考:Cruise Critic)。国をまたぐので、犬の入国の条件は事前に確認が必要です。

ノルウェーのハリティグルーテン:ノルウェーの西海岸を毎日往復する沿岸の定期船です。船内にはレストランやラウンジがあり、クルーズに近い体験もできますが、区間だけ乗ったり、車を載せたりもできるので、実態はフェリーに近い船です。公式のFAQによると、犬は「ポート・トゥ・ポート」(区間乗り)で、飼い主と一緒に客室かカーデッキで過ごせます。共用部分や外のデッキには出られず、船内に犬のトイレはありません。散歩は寄港中だけです。ペット対応の客室がない船もあります(ハリティグルーテン公式)。同じノルウェーのハビラは、補助犬以外はほぼ不可です(公式FAQ)。

海外ではこんな記事も

海外では、犬と同じ客室で過ごせる新しいクルーズの計画も報じられています。まだ実績が少ない段階なので、「こんな動きがあるらしい」くらいに読んでください。

犬と船に乗る前に

出発前のチェックリスト

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